2020/11/25
アプローチシューズレビュー vol.1
BLACK DIAMOND (ブラックダイヤモンド)/
Mission LT(ミッションLT)
2020年5月~6月、コロナウィルスの蔓延でジム利用の自粛が要請されている間、外にハイキングに出た。外岩のエリアも基本的には自粛要請が出ていたので、そういった制約のない山を週に1-2回登るようになった。
何となくハイキングはシニアになってからやるものという思い込みがあったが、ジムでクライミングが出来ない環境ではとても新鮮で楽しかった。ただ6月になると、雨の日も増え、足元のコンディションとシューズにも気を遣うようになった。そんな中で、いろいろなアプローチシューズを試した。
ビジュアル的にも機能的にも満足度が高かったシューズが、BLACK DIAMOND (ブラックダイヤモンド)のMission LT(ミッションLT)である。まず、多少路面が湿っていてもスリップにヒヤヒヤすることなく、ソールのフリクションラバーに安心感がある。それから悪路でも足首をひねりにくい適度のフィット感もいい。緩すぎず、きつすぎず、踏み込みやすい絶妙なタイトさだ。
クライミングシューズメーカーでいうと、Sportiva(スポルティバ)、Addidas Five Ten(アディダスファイブテン)、Scarpa(スカルパ), Evolv(イボルブ)あたりが有名で、Black Diamond(BD,ブラックダイヤモンド)はまだ、なじみがある人も少ないと思う。正直なところ、BDのクライミングシューズはこれから機能やデザインをもっと突き詰めて行かないと、なかなか大変なところもあると思う。
けれども、Mission(ミッション)はアプローチシューズとして必要十分だ。スニーカーにフリクションラバーを張っただけの適当なアプローチシューズではなく、ちゃんと山を登るうえでスタミナ消費を少なくケガをしにくいように作ってある。
クライマーできちんと山登りをしたいと思った人にはぜひ検討してほしいシューズだ。